当社(株)サイトーファームが、宮崎県内を始め九州各地から肉質、増体、血統に優れた仔牛(生後8~10ヶ月)を導入し、当社が独自に開発しブレンドした発酵飼料を給餌する事により、バランスのとれた霜降りと、肉質が柔らかく非常に深い甘みをだすことができた牛肉です。
様々な試行錯誤の末、ビール粕、おから、とうもろこし、大麦等をベースにオリジナル発酵飼料を開発しました。
当社指定工場のみで徹底された品質管理の元、ブレンドされ、約14~21日間発酵熟成された飼料を、牛たちの発育ステージに応じて、良質の粗飼料(牧草、稲わら)とバランスを考慮して給餌を行っています。
また、牛達の環境ストレスを徹底的になくすために、牛床、水槽,餌箱、さらには牛舎内外の環境を常に清潔にしておくよう努めています。
『寝る子は育つ』『食べてすぐ寝ると牛になる』などのことわざがありますが、まさにそれこそが、甘く、おいしく、モモ肉等のサシが入りにくいところまでキメ細やかなサシの入った良い肉をつくる極意であると考えています。
こうした管理の下、20~22ヶ月かけて肥育された牛肉は、九州を始め関東関西のバイヤーさんに高く評価していただいています。
平成22年の法人化直後に、宮崎県で発生した口蹄疫により当時飼育していた550頭を
ワクチン接種後、殺処分することになりました。
その当時は経営再開の見通しもたたなかったのですが、全国の方からの励ましの言葉や支援を頂き、また、当社の牛肉を取りあつかっていたスーパーのお客様からも『もう一度、齋藤さんの所の牛肉が食べたい』などのありがたい言葉を頂き、安全宣言が発表された後、経営を再開させていただきました。
経営を再開するにあたり、経営規模を拡大し、以前から取り組みたかった、精肉の加工、販売業務。またレストランの経営にも挑戦したいと決心し、平成25年に国の総合化事業計画の認定を受け現在事業を進めております。
販売事業をおこなう際にお客様に安心と安全さらに自社特有のおいしさをお約束するために自社生産肥育和牛『齋藤牛』のブランドを誕生させました。
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